症例集14 ☆オールセラミッククラウンとファイバーコア

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今回のケースはファイバーコアという土台の上にオールセラミッククラウンを被せたものです。

※一枚目の写真ファイバーコアをセットしたばかりで、土台の形を綺麗に整える前の写真です。

コアとは、虫歯になった歯や歯冠部を失ってしまった歯の根の部分を補強する補綴物のことです。

歯髄(歯の神経)を失った歯は、栄養が行き届かない為、歯質は脆くなってしまいます。そこで歯の根にコアという土台をいれ、補強した上で、被せモノをします。

★コアの種類

・ メタルコア

金属で出来たコアのことです。金属なので、コア自体に大変強度があり、保険適用のため、安価なことなどの理由で多く使用されています!!

しかし、歯根破折の危険性がある。

金属が溶け出して、コアの周りが黒く変色する。などのデメリットもあります。(;@;)

・ レジンコア

金属のピンで補強した保険適用のプラスチックでできたコアです。

レジンコアはメタルより強度はありませんが、歯を削る量が少なく、歯根破折の危険が少ないなどのメリットがあります。

しかし、強度、耐久性は低かったり、再治療になった際、金属のピンの除去が困難などのデメリットもあります。

・ ファイバーコア

グラスファイバーという特殊な素材でできたコアです。自費診療です。

硬さや弾力性が天然歯に近いので、歯根が破折しにくく、金属を使っていないので、アレルギーの心配もありません。その上、強度もあります。

現在のところ土台として最も優れた材料だと思います。

この患者様にはファイバーコアという、いいモノを選択していただき、上のオールセラミックの被せ物が大変綺麗にセットできました。

 

ありがとうございました(^*^)!!