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38年の時を超えて戻ってきた一枚の絵

こんにちは。ソフィア歯科クリニックです。

10月1日の朝一番の患者様に、「これ、先生の絵やろ? 写真の整理をしてたら出てきたんや。」 と声をかけられ、一枚の写真を見せられました。

「えっ!?!? ……どういうことですか?」

状況がつかめず戸惑いながら写真を見ると、そこには私の名前が書かれた絵の写真 がありました。

しかも、名札の文字からして、中学一年生のときに描いたもののようでした。
しかし、どうしてこの患者様がその写真を持っているのか——?
親戚というわけでもありません。
理解が追いつかず、頭の中がぐるぐると混乱しました。
ほんの数秒の出来事でしたが、思考が止まりました。

「??? なんでですか??」と聞くと、患者様が続けました。
「昔、市の文化祭に行ったときに撮った写真やと思う。うちの息子も附属やったから、その時に撮ったんやろうな。」

その言葉を聞いて、少しずつ記憶がよみがえってきました。
写真に写っていた絵は、実家の2階から見た外の風景を描いたもので、確かに私の作品でした。
中学一年の夏休みの宿題 で、夏休みの終わりに“面倒だから”と数時間でちゃちゃっと描いて提出した絵だったことも思い出しました。
おそらく、患者様の息子さんも文化祭に出品していて、会場で展示を見て回るうちに私の名前を見つけ、「これは上里先生(父)の息子さんの絵やな」と思って写真を撮ってくださったのでしょう。

その話を聞いて、胸の奥からじんわりと感動がこみあげてきました。
まさか自分の中学一年のときの絵を、38年後に患者様から見せてもらうなんて——。

「先生はやっぱり絵が上手なんやなぁ~」 そう言っていただきました。
実際、幼・小・中と、図画工作・美術・技術の授業ではよく市や県の文化祭に選ばれていました。
ありがたいことに、そのあたりの才能は先祖から受け継いだようです。
父も祖父も兄も絵が上手で、歯科医師になった今、その感覚が少なからず役立っていると思います。
最後に、患者様がその写真をくださいました。

38年前の自分の絵の写真 ——なんとも感慨深いものです。
写真を見ながら、中学生だった頃の青く、未熟だった自分を思い出し、しばし時の流れに思いを馳せました。

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