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読書感想文

「今日、誰のために生きる?」

この本は、ショーゲンという男性がアフリカのペンキ画に心惹かれ、何の伝手もなく単身アフリカへ行き、そこで村人と共に生活しながら絵を学ぶ中で「人の生き方の本質」を学んでいくという話です。

その中で印象的だった話を1つします。

アフリカのブンジュ村で生活するようになった当初、「ショーゲンを見ていると、ヒヤヒヤするよ」とよく言われていたそうです。

理由は、奉仕の精神が強すぎるから。

これはいい事のように思いますが、この村では違います。

ある日、両手に買い物カゴを重たそうに抱えているお母さんを見かけたので、ショーゲンは持ってあげようと声を掛けると「ショーゲンには手伝って欲しくない」と言われたそうです。

そのお母さんが言うには「人の心の中には、喜びのグラスというのがあるのよ。自分の喜びのグラスをまず満たして、そこに溢れた時、その溢れた愛情で、人の為にしてあげたらいいのよ。

自分を絶対に置いてけぼりにしてはいけないのよ。」と言われたそうです。

村の人からショーゲンは、話す言葉、食事の様子、食べ方、絵に対する取り組みなど、日々の生活のすべてを見て、自分自身をないがしろにしているように感じられていたそうです。

心に余裕がなく、何かに追われているように見えていました。また、常に自分に何かを課しているように見えていたそうです。

村の人は、自分の心を満たさない限り、本当の意味で誰かの力になれないことをみんな知っていました。そして、満たされない人が、人の為に何かをしようとした時、必ずトラブルが起きる、ということも知っていました。

この本のタイトル「今日、誰のために生きる?」

これは、ブンジュ村の挨拶です。

返事は勿論「  自分の為に生きる!」です

人生最後の日に、〜さんが自分をどう思っていたか?なんて気にする人はいません。

『自分が自分をどう思っていたか?』

最後に問われるのはそれしかないのです。

自分を大切に生きるには、2つの行為があります。

1つは、自分がやりたいことをやってあげること。もう1つは、自分が本当はやりたくないことは、やらないであげることです。

すると、自分の心に嘘がなくなるのです。

自分への嘘がなくなると、自分と周りの人との回路が繋がり、心から誰かの幸せを願えるようになるのです。

この本を読んで、自分の本音に気づくことの大切さを学びました。

周りに合わせて自分の本音を隠して生きていくと、次第に自分の本音がわからなくなってきます。私にできることは、日頃から自分との対話を大切にすることです。

「今、何を感じてる?」

「本当はどうしたい?どうなったら最高?」

誰かに分かってもらおうとする前に、まず自分が自分の本当の気持ちに気づいてあげることを大切にしようと思います。

また、この本にはショーゲンの描いた絵がいくつか掲載されています。機会あれば手に取って頂き、生命力溢れた素敵な色使いの絵を是非見て下さい。