読書感想文
今回私は「脳とココロのしくみ入門」という本を読みました。脳内科医の加藤俊徳(としのり)さんが書いた本で、この様にイラスト図解付きの為、サクサク読める興味深い本でした。
片付けられない、地図が読めない、朝起きられない、誰にでも苦手な事があると思います。ですが、それは才能でも努力でもなく、脳の使い方に問題がある。その解決のヒントがこの本には書かれています。
特に印象的に残っているのが、時間枠(デッドライン)を与えると脳が活性化する、仕事よりも先に休みのスケジュールを確保する、自分の意見に自分で反論する思考実験で多角的な視点と広い視野を身につける、という内容です。
例えば、
何時までにやる!という終わりを意識し、更に何分間で行う!と決める事で脳が活性化するそうです。また、仕事ばかりしていると、一部の脳しか使わなくなる為、脳が疲れてしまうそうです。お茶休憩や筋トレ、読書、旅行等を強制的にいれることで、脳を休ませ、色々な場所の脳を使う事が結果、仕事にも好影響を与えるそうです。
40代後半移行、脳は萎縮していくと言われていますが、いかに多くの刺激を脳に与えるかが脳を活性化させるポイントだそうです。
不満だ、退屈だ、と不平不満を並べてしまうのは脳の記憶のメカニズムが原因のようです。解決策として、作者は最後に、「脳は未来の希望を思い描くと活性化します。」と述べています。
私もこれから先の人生に意識を向けて、生き生きと生活できるよう、これらの学びを生かし、考え方や行動変容につなげたいと思います。