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読書感想文


みなさんは「今日が人生最後の日」   そう思って1日を過ごしたことはありますか?

この本は何人もの患者さんを看取ってきたホスピス医の著書です。

間近で見てきたからこそ、感じた思いや、これからも生き続ける人へ後悔がないようにとたくさんの課題や考え方が綴られていました。

今日が人生最後の日だとしたら今日という日をどう生きたいですか?

家族と過ごす人、友達と過ごす人、美味しいものを食べる人、仕事をする人。このどれもがあなたの正解でありあなたとって「本当に大切なこと」です。

この言葉を目にした時、私はどう過ごしたいか考えてみました。たくさん悩みましたがひとつに絞ることはできず、最後の日こそ、時間が許す限りたくさんのことがしたいなと。私にはやりたいことがまだまだあるんだなとそう感じました。

この考えは人生最後の日だと分かっているから、もう終わりが見えているからこその考えで、急に事故にあったり、体が急変したりして何らかの形で急に人生が終わってしまうと叶えられない希望のままになってしまいます。また明日がないのは非現実的なので、終わりを考えるのは難しいですが、今の人生いつ終わってもあの世で満足だったな。と思える日々を過ごしたい。そう思うことができました。

この方が看てきた多くの患者様は死が近づくにつれ、自分の人生を肯定するようになり、「自分の人生は華々しいことはなかった」「つまらなかった」と思っていた人も、「自分なりに地道に働き、会社や社会の役に立った」「家族の幸せのために一生懸命に頑張った」と思うようになっていたそうです。

もしこの人生の終わりが見えた時今までの人生に悔いはないか、また自分自身を肯定してこの人生がとてもいいものだったと思えるのか。この言葉や考え方を、これから過ごす中で思い続けていれば、やりたいことは出来るうちにできるタイミングでやってみよう!という考えになるのかなと思いました。

人生がもっと豊かに、後悔がより少なくなるようにこれから少し考え方を変え、1日1日をより大切に、また満足できるように自分の人生に自信を持てるように過ごしていきたいなと思いました。