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読書感想文

私は「機嫌のデザイン」という本を読みました。

 機嫌とは、表情や態度にあらわれる気分のよしあしのことです。

 この本を、読むキッカケは、機嫌の良し悪しはその人の印象に大きく左右し、周りにも影響を及ぼすことを感じたからです。

 この本の中で、とても共感でき、そしてなるほどと気づきを得たことがあります。

 まずは、[情緒の気圧配置]として大事なことは安定した情緒であり続けることと書いてありました。もちろん、機嫌がいつも良い人が好ましいが、常にぶ然な人でも構わない。それならそれで距離を置けばいい。誰にでも不機嫌はある意味平等で助かる。それよりも、本当に困るのは、「お天気屋」の人。昨日会った時にはやたら機嫌がよくて愛想もよかったのに、そういう「気持ち」でもって今日会ったら、「あれっ」と思うぐらい接し方に愛想が無かったりする人です。情緒が変わりやすいから「お天気屋」さんであるわけです。 「あらかじめいっておいてよ」と。「情緒予想」があれば傘も持って出ますが。だってあんなに晴れていたのに急に嵐が来るなんて、知る由もありません。

    皆さんも、経験したことがあるのではないでしょうか。何だかモヤっとした気持ちになって困ります。相手を不快にさせている自覚がないと尚更、厄介です。難しいことですが、自分を客観視して、行動することの大切さを改めて感じます。嫌な気分にならないよう、そういった人とは適度な距離を置くことが大切だと本を読んで感じました。

 その上で、相手との距離を測るためのポイントとして[初対面の人に挨拶をした際の相手の返事の仕方で今後のその相手との間合いを測る]ことがあげられていました。自分から挨拶をして、気持ちの良い挨拶が返ってくるのか、全くの無言で返ってこないのか。それによって今後どのように相手と接するかということです。

 そうすることで、余計な摩擦をうまないことが自分も心地よく過ごせるということです。

 日々、周りの人と接する上でお互いに心地よく過ごしていけるよう、周囲を気にかけるのと同じくらいもう少し自分の居心地の良さも大切にしようと感じました。その余裕が優しさにも繋がると思うので、自分自身、ある程度の余白を持って機嫌良く過ごすことができればと思いました。