読書感想文
私は今回、『使えば使うほど好かれる言葉』という本を読みました。
この本では挨拶やお礼の言葉、褒め言葉や言いにくい言葉などに対して、どう言い回すと相手に好印象を与えれるかというテーマで書かれています。
普段自分が何気なく発している言葉も多くあり、気になり手に取りました。
例としては「ありがとう」という言葉ですが、誰もが言ったことのある、このありきたりな言葉は使えば使うほど周りから好印象を得る最強の言葉です。それは自分がとった行為が相手の役に立ったことを確認できるからです。そこに「いつもありがとう」という「いつも」をプラスすることで嬉しさが増し相手の受け止め方が変わります。言葉にしないと感謝の気持ちは伝わりませんので、小さなことに対しても自然と言葉が出るように意識することは大切だと改めて思いました。
次に「お気持ちだけ」という言葉ですが、なにかをお断りする時に使う言葉です。相手が良かれと思いやってくれようとすることほど、断りづらいものです。かといって「お断りします」や「遠慮しておきます」とキッパリ言ってしまうと相手は不快な感情を持ちます。そこで使えるのが「お気持ちだけ」です。この気持ちというのは相手が自分に対して寄せてくれた好意のことを指し、やんわり断りつつその好意だけは受け止めて感謝しているといったアピールに繋がります。言いにくい言葉でも少しの工夫で意味合いが変わることをこの本で再認識することができました。
日本語は他言語と違い、きめの細かい言い回しが色々あるなと感じました。他にも普段使っている言葉の語源や、上手な使い方などが記載されており為になる本です。今後の自分の言い回しが改善できるように意識していきたいと思います。