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眠れなくなるほど面白い

図解 脳の話

茂木健一郎

今回私は眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話という本を読みました。テレビ等で良く目にしていた脳科学者の茂木健一郎さんの著書です。

ひらめきや脳とAIについてや、

最後の方のページでは小難しそうな脳の構造について書かれているものもありました。

その中で日常で使えそうな、脳のストレスを解消する方法はある?というテーマから始まる一節を紹介します。

ストレスを過度に蓄積すると、健康を害するようになります。それは脳にとっても同じです。

つねにイライラしたり、物事に集中できないといった症状に気づいたら、自分自身がストレス過多になっていることを客観的に確認してください。

これは自分自身をあたかも外側から見ているように認識するメタ認知です。自分自身を客観視するとこで、心のアラームを受け取ることが出来るのです。

メタ認知をしたら、その次はストレス解消です。

その際、近年注目を集めているデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が有効です。

これまでの脳研究においては、主として「何かしている時」の脳のはたらきを対象にしてきました。これに対して「何もしていない時」の脳を対象に研究を行い、この時に活性化する神経回路網として解明されたのがDMNです。

DMNを活性化させるためには意識的にぼーっとした状態をつくる必要があります。そのため効果的な方法が散歩で、禅の修行の中にも頭を空っぽにして歩く、歩行禅というものがあります。

DMNの状態の脳は、何らかの課題に取り組んでいるときの20倍も活発に動いているそうです。この状態で無意識的に過去の嫌な出来事を思い出して後悔したりするとネガティブな神経回路が強化されてしまい、ストレスになる。

DMNをプラスに活用するには意識的に自分の心を見つめること、意識的に湧いてくる思考や感情に反応することなく、ただ見つめること(これをマインドフルネスという)が大事になってくるそうです。

昔見たテレビでやっていたお寺の修行みたいだなと思いました。

なかなか難しそうですが、こういったことを覚えておいてストレスフルな現代社会と向き合っていこうと思いました。