読書感想文
今回わたしが読んだ本は『嫌われる勇気』です。
かなり有名な著作であり、知っている方も多いと思います。
この本は、自分を変えたいと悩む青年が哲学者との対話を通して、アドラー心理学に触れていく本です。
読み進めていくうちに、私は、本に出てくる変わりたいと悩む青年と同じ立場なのだと感じました。
漠然と将来に不安を抱き、このままの自分でいいのかといつも自分に問いかけ、答えが出ず、自己嫌悪に陥り、自己肯定感は低いのに承認欲求だけは強い、そんな青年と自分がとても重なりました。
読了後、
“私が囚われている過去や、理想としている未来はどうでもいい、『今、この瞬間』にスポットライトを当て、『今』を真剣に、丁寧に生きる。” これを私のモットーにして生活したいと思えました。
また、他者の課題なのか自分の課題なのかを判断して分離すること、自己肯定ではなく自己受容が必要であること、他者貢献を意識することが大切だと知りました。
今までの自分にはない考え方だったため、新鮮かつ衝撃でした。
一度読んだだけでは、難しい内容が多く、どうしても落とし込みきれないところがあったため、生きていく中で何かつまずくようなことがあったり、人間関係に悩むことがあったりしたら、再読し、問題を解決するためのヒントをこの本から得ようと思います。
最後に、自分を変えるために必要なのは『努力』ではなく『勇気』です。
他者の期待に応え、他者を満たすために生きるのではなく、自分のために生きることが大切です。自分の人生は自分のためにあります。