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読書感想文


今回私が手に取った本は「ほどよく忘れて生きていく」という本です。この本は人間関係や考え方、感じ方など、生きていく上で大事にするべきことについて書かれた本です。出来ることならば、経験してきた全てのことを覚えておきたいと思う私の考えからは、ほどよく忘れる事など真反対とも言える言葉だったので、読んでみたいと思い手に取りました。

表紙には「91歳の診療内科医の心がラクになる診察室」という見出しがありました。医療関係にも縁があり、同じ感じ方をするべきこともあるのでは無いかと思い更に興味を持ちました。この方は患者さんが帰られる時「ご自分を大切になさってくださいね」そうお伝えするそうです。「お大事に」と病院などでよく聞くこの言葉は本来「あなたは大切な存在であること。自分を癒そうとここを訪れたことに私は敬意をもって接していること。私はできる限りの事をしたので、あとはあなた自身が自分をいたわり、養生して元気になってくださいね。」という思いが詰まっているそうです。今まで患者様に向けてお大事に。お疲れ様でした。と言う場面は沢山ありましたが、こう言った思いで言葉を発していたかと言われると、少し違っていたのかなと思いました。言葉には様々な思いが込められていると思いますが、ただ発するのではなく、少しでも思いが伝わるような話し方などで、伝える事をしていこうと思いました。

人は少なからず誰かに支えられながら生きていく生き物で、1人きりでは生きられないこと。誰かのために毎日を駆け抜けて来た人こそ、ほどよい加減でその誰かを忘れてみると自分を大切にできたり、自分の気持ちに気づけたりするかも知れません。と書かれていました。この本の言う「ほどよく忘れる」という言葉は、自分から目をそらさず、自分を大切にしましょうという意味が込められているんだろうなと感じました。嫌なことや後悔などは忘れて、その分自分自身を考える時間を作ろう。そう思う事で生きやすくなるような言葉が沢山綴られていました。ただそうは言っても、後悔などこそ忘れられないものではないか。と思いました。面白いことにも、大半の人がそう思うそうで、数行後には解決策が書かれていました。この方の解決策は、「次の日に持ち越さない」と決めることだそうです。起きたことは起きたことと思う癖を付ければ、起きたことをあれこれ考えるより次をどうするか決める方が大事だと。そういう考えに変わったそうです。私の最初の考えのように人は色々な事を覚えすぎなのかも知れないと思いました。嫌なことなどは程よく忘れ、その分プラスになる考えをすることで、自分の居場所を心地よく保てたり、明るいことを考える時間が増えればその分人柄も明るくなるのでは無いかとそう感じました。

また、人間関係は思った通りに行かないものと思っていた方が楽で、あれこれ考えるのではなく、心の距離を保ち、線引きをすること。相手の事を考えない時間を持つことで、お互いに心地よい存在になることもあるそうです。人間は誰しも合わないと思う人はいるし、それを合わせに行ったり、好かれようとするのではなく、サラッと離れて行くこともお互いの平和の為に大事なんだなと思いました。またその事をいつまでも思うのではなく、言われてはじめて思い出すぐらい忘れる事も大切なのだと。人間関係もあれこれ考えようとするのではなく、体で感じて、ある程度直感で完結させて、頭で長々と考えないようにすることも大切なんだなと思いました。

この本を読んで色々な考えが入ってきましたが、固定概念に囚われず、さまざまな考え方に耳を傾け、またそれを取り入れて生きて行こうと思えました。これから生きていく上で、沢山の考えを取り入れようと思えたのでこの本に出会えて良かったなと思いました。