今回、私が読んだ本は「わかっているのに、やめられないをなくす本」です。

　本の表紙に、だらだらスマホを見てしまうという文字があり、まさに私の事だと感じて手にとりました。

　この本は、脳科学や心理学、医学的に実証された研究をもとにセルフコントロール術を紹介してくれているのが特徴です。

　だらだらとテレビや動画を見てしまうというページが、自分に当てはまっていて特に印象に残っているので、紹介します。

動画配信サービスなどは、切れ目のないメディアであることが特徴とされています。映画館であれば、上映が終わると強制的に外に出ますが、そこの違いが視聴を長引かせる要因だと考察されていました。

　また、メディア使用と睡眠の質についての研究では、寝る前にメディアの視聴や音楽を聴くと質のいい睡眠がとれないことが分かったそうです。結局、音による刺激を寝ている間も脳を働かせて処理し続けるからだそうです。

　セルフコントロールの１つの手段として、自分で見終わる時間を決めておくということです。時間管理能力を高める研究では、自分で締め切りを決めると、最終的な締め切りよりも早く設定する傾向があることが分かりました。この研究で大切なのは、自分で終了時刻を決めていることで時間を意識して時間管理能力の改善が見込まれることです。

　私も、休日に1人だけの時にゆっくり休むことも大切ですが、ダラダラし過ぎて無駄に時間を消費するのは勿体ないので、この本を参考に、時間を意識して有意義に過ごしたいと思いました。　　前田　彩加