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読書感想文

私はこの度、「男の品格 気高く そして潔く」という本を読みました。
この本は、10年程前に購入したものです。
何故10年程前にこの本を手にとったかと言いますと、まだ子供だったのもありまうが、その時私の周りには何故かカッコイイと思える大人の男達が沢山おり、私も将来その人達みたいに男が男に憧れるようなカッコイイ大人になりたいと思いこの本を手に取りました。それで面白かったので、この度読み返してみました。
早速ですが、皆さんは男の品格という言葉について、どのようなイメージがありますか?
「紳士的で品のある大人の男」のようなイメージがありませんか?
勿論そういった事も書かれていましたが、結局何が言いたいかというと、カッコイイおっさんとはこういうものだ!という事がコンコンと書かれていました。
媚びない。愚痴らない。威張らない。
それでいて女性や子供には優しく親切でいる等など。
そんな中で特に気に入った部分が2つあったので、ご紹介したいと思います。
1つ目は、「男は余裕と、ゆとりを持て」という事です。
今、日本の男にはゆとりが心が無くなりつつあると思います。
著者が言いたいのは、金銭的ゆとりを持てるようになれ!という事でした。
例えば朝の満員電車の時、席に我先にと体を捻じ込ませるオッサンがいたら皆さんはどう思いますか?
そんな男の人は嫌ですよね!
でもそのオッサンもヘトヘトになるまで仕事をし、身体が疲れていると思います。
ですが、男ならここでグッと我慢をし、ニコッと微笑んで、お年寄りや女性に自然と席を譲れるようになれ!というのが男のゆとり心ではないだろうか?とありました。
まぁこれは一部の例え話ですが、ゆとりのない男には魅力がありません。
ゆとりを無くしてしまうと、視野が狭くなり創造的な遊びも仕事もできなくなってしまいます。
2つ目は、「男は自分の幸せばかり追い続けるな!」ということです。
どういう事かというと、自分の幸せばかり求めるのではなく、女房、子供をはじめ自分の関わり合いを持った人間がハッピーになる手助けをする。
そういう生き方こそ本当の男の生き方でないか、という事です。
人間にとって最大限の喜びとは、他人の喜ぶ姿を見ることです。
女性や子供は与えてもらった幸せがいっぱいあった方がいい、男は与えられるよりあたえる幸せを優先した方がいい、との事です。
ですが、今の世の中みんな自分の幸せだけを追っかけるのに、我先みなって世の中が自己中心的になっているような気がします。
そうならないように、自分の幸福だけを求め続ける生活を送るのではなく、世の為人の為に身体を張れる事に男の幸せを感じられるようありたいと思いました。
少なくとも、男の幸せの求め方は、こうでありたいと思います。
などなど結構男臭い考えの多い本ですが、参考にできる部分も多く、私としてはまさに「男のバイブル」ではないかと思っております。
これからも何回も読み返し、しっかりと自分に浸み込ませたいと思いました。
私はこの本を読んで、著者である川北義則さんという人のファンになりました。
他にもこの著者の本が何冊か持っているのですが、その中でも読みやすい本だと思います。男性の方は勿論ですが女性の方も変なポンコツにひっかからない為にもこういった類いの本を一冊読んでみてはいかがでしょうか?
DT 山田