読書感想文
私が、紹介する本は「道をひらく 松下幸之助」です。
この本を選んだ理由は、父親の本棚に松下幸之助さんの本が何冊か置いてあった事が
子供の頃に何となく印象的で興味があり大人になってからは、この方が世界的にも有名な経営者と知って一度じっくり読んでみたいと思ったからです。
昨年、創業100周年を迎えた老舗企業パナソニックの創業者である松下幸之助。
彼は、経営の神様とも言われており、日本の企業に初めて週休二日制を始めました。
「1日休養、1日教養」は、有名な言葉です。
この本の中で私が勉強になった2点をお伝えします。
1つ目に「おろそかにしない」という事です。
【人から命ぜられて、その通りやったから良いだろうとそのままにする人。
その結果は一応キチンと報告しなければならない、そうしたら命じた人は安心するだろうと考える人。そのちょっとした心のくばり方の違いから両者の間に、信頼感に対する大きな開きが出てくる。】と書かれています。
信頼されるまでは、日々の積み重ねでも崩れるのは一瞬という言葉もある様に
信頼を周りから得るのは簡単ではありません。
日々の仕事や人間関係を丁寧に、そして周りのスタッフや患者さんから信頼されるような行動を心がけていきたいと思います。
2つ目に「プロの自覚」という事です。
【いかなる職業であれ、他人様からお金を頂くということは、すでにプロになったということである。アマチュアではない。芸能やスポーツにおいては、プロとアマの区別は厳しくお客はたやすくお金を払わない。その為、プロを目指すのも保持するのも容易ではなく、努力も並大抵ではない。】と書かれています。
私も、患者さんからお金を頂きクリーニングをしている以上、その金額に見合った技術を提供しなければならないことを改めて感じました。
今後も、専門的な知識や新しい情報を取り入れていく意識を高めていきたいと思います。
歯科衛生士 前田 彩加