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読書感想文

「売る力 心をつかむ仕事術」

今回、私は「売る力 心をつかむ仕事術」という本を読みました。
作者は、40周年を迎えたコンビニ業界トップのセブンイレブンの経営者、鈴木 としふみさんです。
なぜ、この本を選んだかというと、日々の歯科医療での診療で、なにか物を売り、お金をもらうといった目に見えた販売は、私自身携わっていませんが、歯科医療も場所、時間、技術を売るサービス業だと言えます。
売る力とは、何なのか?疑問に思いこの本を読むことにしました。
この本に何度も出てくる言葉に、「お客様のため」はウソ、お客様の立場で」が正しい、という言葉があります。
売り手は、お客様のためではなく、お客様立場で考えなければならない。お客様のために考えるのと、お客様立場で考えるとでは、一見同じように見えて全く違った答えが出ることがあると書かれていました。
実際、自分自身、過去の経験をもとにした患者さんに対する思い込みや決めつけが少なからずあったのかと思います。
金属の物が入っているから自費の物は選ばないだろう、今回も保険のものを選ぶだろう、などの思い込みや決めつけはせず、すべての患者さんにいい選択をしていただけるようにしていきたいと思います。
この本の、作者鈴木さんは休日も自宅近くのセブンイレブンに寄って、弁当などを購入し、家で食べるそうです。もし、レベルが落ちて美味しくなければ、そこそこ売れている商品であってもお客様に提供すべきでない商品だと判断した場合、即刻店頭から撤去の指示を出すそうです。北は北海道南は九州まで、1万5千店を超える全ての店頭から、20分以内で撤去するそうです。
お客様に、来てよかった、食べてよかった、買ってよかったと思ってもらえるように、お客様立場であらゆる面から、徹底して追求し、決して妥協しない。それが、コンビニ業界トップで居続けるセブンイレブンの売る力の強さになっていると思います。
この本を読んでいくと、聞いたことのあるフレーズや言葉がたくさん出てきました。考えてみるとソフィア歯科クリニックの診療理念と同じようなことが書かれていたのです。日々の積み重ねが大事、努力を怠らない、変化し続けなければならない、自分がされたら嫌なことはしない、など売る力の基本となることを、院長から教えてもらっていたのだと知りました。そういった、基本のことをコツコツやっていくと、積み重なり大きな売る力になるのだと分かりました。
また、この本を読んでセブンイレブンに行くと、いろいろな工夫がありおもしろかったです。
本川