「ワクワクする職場をつくる。」を読んで
「ワクワクする職場をつくる。」を読んで
片岡 真実
この本のタイトルの「ワクワクする職場」という言葉に魅力を感じ、自分もそうありたい!また、新入社員の方、産休明けの方と人員が多くなり、組織としてどうあるべきか参考になるのではないかと考えたのがきっかけでした。
今、日本の職場の5割は明らかな問題を抱えていて、7割の職場が活力のないものになっているそうです。
目の前の仕事に追い立てられる日々。やるべきことはしっかりやっているのに、どこかむなしい。中には、仕事は辛いのが当たり前、だから給料が貰えるんだし、仕事でワクワクするなんて幻想だと思う人もいるかもしれません。
心のどこかで、本当にそれでいいのかと思う自分もいるけれど、状況は変わらない、むしろこれ以上大変になる位なら、今を受け入れようという自分もいる。
本当に諦めた訳でもないかもしれないが、諦めかけた気持ちがお互いを閉じ込めていく職場、、こんな「諦め職場」が多く広がっているようだと著者は言っています。
では、なぜそのような状態に職場はなりがちなのでしょうか?
• 働く喜びが持てない
• 仲間の大切さがわからない
• 思いや志が湧いてこない
このような状況を変えていくには、3つの革新に取り組むことを著者は提案しています。
• 関係革新
関わり合えない、対話ができない「関係」そのものにフォーカスし、まずはお互いに関心を持ち共感し、信頼できる関係に変える。
• 仕事革新
目の前の仕事のやり方自体を変えていく。
一人一人が自分の仕事を抱え込み、相談できず、自力でどうにかするしかないという働き方から、どう抜け出すかをみんなで知恵を出し合っていく。
• 未来革新
希望が見えない、将来が見えないという不安を乗り越えて、少しでも前向きなイメージを創り出し、重ね合わせ、ともに喜びあえる未来を持てるように一歩をみんなで踏み出していく。
この本の中で印象に残った言葉として、
• 組織力とは「個人力×つながり力」
個々の能力や意欲の高さは間違いなく重要な要素です。ただ、組織の中で行う仕事は、一人一人で完結するものではないし、個々で出来ることには限りがあります。個々の力が有機的に繋がっていない限りは、より高いレベルでの成果は成し得ないし、組織としての力にもなりません。
これから仕事をする上で、周りのスタッフと理解し合い、お互いの状況を把握し合い、チームワークを発揮しながらやりがいを持って仕事に取り組んでいきたいと思いました。