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なんでお店が儲からないかを僕が解決する

 

「なんでお店が儲からないかを僕が解決する 」          

                                  堀江貴文さん

 今回なんでお店が儲からないかを僕が解決する」という本を読みました。

著者は、有名なホリエモンこと堀江貴文さんです。


 一時は世間から姿を消してとことん大変なことになっていましたが、前々回斉藤さんが読んでいた本など最近多くのジャンルの本を出版し、講演会やTVなどで活躍され見事に復活されています。私がその中でこの本を選んだ理由は、飲食店に対しての新しい切り口の本で面白そうだと思ったことと、当医院の朝礼で最近の気になった話が飲食店で感じたことが多いためさまざまな経験のある堀江さんの考えを読んでみたいと思いました。

又、以前寿司職人の修行の発言で炎上してしまったようですが、本を読んでみると堀江さんの飲食店への気持ちやアドバイスが数多くのっています。

 

 飲食店はたくさんありますが、友人とどこに行くか迷ったとき、行ったことがありおいしかった店、以前おいしいと聞いていたお店を思い出してみたりします。又ネットや本で調べたり…。行って予想以上においしかったら感動しますが、思ったより又以前食べたときより期待が外れたときは誰もが残念な気持ちになります。

 この本を読んで納得したことがありました。

まずは、「店は常に進化を止めず、違うジャンルも参考にできるフットワークの軽さ」です。私自身、以前東京で仕事をしていたこともあり、久しぶりに行くとよく並んでいたお店がつぶれ新しい店になっていたり、また行くたびに行列ができているがつい並んでしまうお店もあります。激戦区ではさらに店を維持していくことは大変だと感じます。

めまぐるしく変化する社会と膨大な情報の中で生き抜くために、「自分は職人だから」というプライドだけでお客様を待っているだけでは勝ち抜けない時代とあります。成功しているお店のシェフは、自分とは違うジャンルのお店に出かけ、人と出会い、世界中を旅行するそうです。確かに技術はとても大事ですが、日々何も変化を起こさず自己の満足だけになるとまわりの成長や時代についていけないと思います。歯科の分野に当てはめても同じことがいえます、私が歯科専を卒業した頃と復帰した時の様々な違いに驚きましたが、今後もどんどん進化すると思いますがフットワーク軽く行動できるようにしたいです。

 次に「私達も素直に食べたいものを食べに行き、食に感動する」ことです。

堀江さんは365日、夜は外食されています。高い・安い・有名・無名関係なく感動的な一食を求めているそうです。最後に書かれていた食遍歴を読むと、食に対してのこだわりが伺えました。短い人生の中で、あとどれだけ食事を楽しめるのかを考えると、どう考えても「おいしいものを食べたい」事につながるそうです。

もちろんたまにジャンクフードを無性に食べたくなるときがありますが、誰もがおいしいものに出会えたときの感動がその時の思い出を作り、楽しく食べることにより人生の楽しさや豊かさを感じると思
います。

 題名は飲食店向きでしたが、読んでみると歯科や他の職種にも当てはまる部分もあり勉強になりました。自分の食べたいものをおいしく食べることは、生涯にわたり大切なことです。堀江さんが他の本でも書いてあった通り口腔内の維持、体の健康と食生活は直結しています。

食べに行くことで学ぶこと、おいしく感動すること、友人や家族と楽しい時間を共有できる飲食店にこれからも出会っていきたいと思える本でした。

                                                                              DH 遠藤